久野の苦悩

苦悩といえば久野

ゴボゴボ

SNSに縛られない場所を求めて開設したこのブログも間隔が空くたびに更新しなければという気持ちに迫られそのまま華麗な三日坊主をキメるところだったのでクッションとして更新します。

もはや見ている人がいるのかもわかりませんがこんにちは。

 

書きたい事は山ほどあるはずなのですが意外と日々に起こるのは書くべきではない事や書いたところで誰も興味がないであろう事ばかりだったり。

SMAPが解散しなければならないような世の中ですからバンド続けるのって大変だよなあと考えて、比べるのもおこがましいわと自分で突っ込んだりして生活してます。

不滅の象徴であり存在し続けている事が心の支えだったんだけどなあ。

この件は長くなりそうなので今日はこの辺で。

 

なんだかバンドがうまくいってないのかと心配されそうですがシネマふにゃっふは楽しく活動しています。

三島くんが作った新曲デモ達がかなりカッコいいので早くバンドで形にしたい。

安心と信頼のポニーキャニオンチームと共に次なる面白い事も考えてます。

かなり前向きで良い変化がゴボゴボしてます。

ドラムマガジン

発売からしばらく経ってしまいましたが、ドラムマガジン2016年8月号にインタビューとドラム譜を掲載していただいています。

 

あのドラムマガジンに僕の記事がカラーで3ページも…震えます。

同じように記事が載っている方々と自分が肩を並べられているとは、到底思えません。

自らの手足を使って演奏している事ですから、何ができて何ができていないのか、弱点が手に取るようにわかるわけです。

自分より上手い人なんて探せばいくらでもいる中で、自分のどこに価値を見出すのか。

永遠の課題ですね、日々精進です。

そんな中でこうして取材をして頂けるというのは、ドラマーとして凄く自信に繋がります。

 

このブログを好き好んで読んでいる方なら興味深い記事になっていると思うので、是非読んでみてください。

発売月が過ぎてもバックナンバーは手に入ります。

中でもドラム譜の解説コーナーは、なかなか面白いフレーズを考えるじゃないの、なんて他人事のように楽しめました。

ここ最近のアルバムはシンプルなドラミングにしているつもりでしたが、無自覚にヘンテコな部分がありますね。

個人的に次のアルバムは、ここ最近の傾向から急カーブして今までの中で最もヘンテコなドラミングを目指したいと思っています。

ヘンテコって死語ですか?

about eve 2

「境界線」

これは進撃の巨人エンディングテーマのお話を頂いた最初に作り始めた曲です。

カッコいいけど、シングルカットするには地味だな…ということでボツに。

結局「great escape」が採用されたわけですが、同時に候補として作っていた曲が「dawnrider」「fiery」で、それぞれ登場キャラクターの名前が仮タイトルとしてついていました。

誰がどの曲かはご想像にお任せします。

ツアーで一度も演奏しなかった事に何か頑なな意味があったわけではありませんが、強いて言うならこの曲だけ作った時期が違い過ぎてセットリストや自分たちのテンションにうまくハマらず。といったところです。

無理矢理に演奏される事は時に曲の良さを消してしまうかもしれませんからね。

とはいえアルバムにはうまくハマったので気に入っていますし、いつか突然ライブで披露するのではないでしょうか。

 

deadman

シングルに収録されたバージョンとはミックスがし直されていると共に、オープニングのハイハットカウントがカットされています。

境界線からdeadmanへ雪崩れ込むような曲順にしたくて、特に曲間の秒数には拘りました。

シングルバージョンを想定して聴いているとビクっとしませんか?

 

「AIMAI VISION」

以前ツイッターに「eveは強くてニューゲームのようなアルバムだと思っていて、だからこそAIMAI VISIONを収録したくなった」というような事を書きました。

10年前、ただ大学生の同級生がやっているバンドという事でcinema staffを客として観に行った時に僕が感じたこのバンドの良さを何周も強くしたものを「eve」というアルバムは持っていると思ったからです。

12曲入り予定のアルバムが13曲入りになりました。

 

「YOUR SONG」

ピアノを中心としたアレンジは自分たちにとってかなり冒険でしたが、意外にも自然な気持ちでした。

それは「blueprint」で三島君がピアノで曲を作ってみたり、そもそもピアノの曲があったり、歳を取ったり、色々な理由があると思います。

歌、ギター二本、ベース、ドラム、だけじゃなくても作品が素晴らしくなる事が一番だと思っています。

対してツアーではバンドだけのアレンジで演奏しました。

バンドから出た音だけでライブを創る事に自分たちは拘りを感じているのだなと思ったし、すごく気持ちがこもりました。

どっちも正解!

 

「overground」

 僕らなりの青春パンク。

は冗談ですが、こういう曲はたくさんできるものではないです。

派手に始まったこのアルバムが、バンド4人だけの音に解決していく事がすべて。

 

 

真面目な記事を書いてしまったので次は今世紀で一番ふざけたいと思います。

さようなら。

about eve

「eve」発売から早2ヶ月

ツアーファイナルから1ヶ月

アルバムをより深く楽しめるかもしれない

作曲者ではなくドラマーだからこそできるかもしれない

毒にも薬にもならないかもしれない

ただ何か文書を書きたいだけかもしれない

全曲解説をやってみます。

 

「eve」

美しく奏でられるアコースティックギターの裏で流れる「街の音」は僕も録音しに出かけたのですが、ボツにされたので根に持っています。

理由は夜に録ったため「ストーカーが深夜に女性の後をつける音」のようになってしまったからです。

 

「希望の残骸」

三島君が曲を持ってくる段階でメロディが付いている場合はだいたい名曲なので、ドラムは自然とシンプルなアレンジになる事が多いです。

近頃はドラムをシンプルに削ぎ落とすほど「冒険したなぁこの曲」と思ってしまうので「冒険」の意味がよくわからなくなってしまっているなぁと思います。

 

「エイプリルフール」

この位置に何が来るかでアルバムの印象が大きく変わると思ったので、曲順を決める際は凄く悩みました。

結果、このアルバムは「うた」のアルバムだと思ったのでこの曲順になりました。

 6/8拍子を行ったり来たりする複雑な構成なのに滑らかな聴き味で気に入っています。

 

「lost/stand/alone」

辻「テーレレッテレレー」

久「お、そのリフかっこいいね。誰の曲?」

辻「誰のでもないよ」

久「じゃあそのリフから作ってみようよ」

みたいな感じで作り始めて完成まで漕ぎ着けられた曲です。

エイプリルフールと曲順を逆にするか凄く迷いました。

サビはもっとシンプルなドラムパターンだったのですが、江口P「もっとやれよ」の一言により手数がカオス状態に。

でもあとから聴いて自分らしいドラムだなぁと思ったりするので、自分らしさとは人に教えてもらう事もあるのだと思います。

 

「切り札」

小学生の頃「遊戯王デュエルモンスターズ」というゲームボーイのソフトを友人と遊んでいて喧嘩になった事があります。

激闘の末僕は泣いてしまい、静寂とゲームボーイのBGMが鳴り響く部屋の切なさを今でもふと思い出します。

何故か思い出話をしてしまいましたが、叩くと楽しいのでドラムをやっている人はコピーしてみてください。

 

「somehow」

久しぶりに飯田君が作ってきた曲です。

ボーカリストが自分で作った歌詞を独白の様に歌うのは、また普段のシネマとは違った良さがあるなと思ったりします。

今の所2年に1回とスポーツ大会のようなペースでの作曲となっているので、ペースを上げてもっと名曲を世に出していきたいですね。

 

 「crysis maniac」

演奏していて楽しい曲というのもアルバムには重要で、5拍子でこんなにファニーな仕上がりの曲は他に存在するのでしょうか。

とはいえドラムはかなり激しく、尊敬する大学の先輩たちがやっていた「ALLie」というハードコアバンドをイメージしています。

ツービートがやっぱり好きなんです。

 

「person on the planet」

ツアーでは「フェス受けを狙って横ノリの曲をついに作りました!」なんて言っていましたが、僕たちがそんな曲作りをするわけもなく、できるわけもなく、そもそもこんなややこしい曲がノリやすいわけもないのです。

そのややこしさときたら、「blueprint」製作時にややこし過ぎて一旦お蔵入りにしたほどですから。

横ノリではあるけどね。

ただ「ややこしい曲をキャッチーにみせる」というのはシネマでやりたい事のひとつなので、ライブではああいった位置を担ってもらいました。

楽しかったな。

 

 

あー。電車が目的地に着いてしまった。

続きはまた今度、書くかも書かないかもしれません。

ブログはじめました

何故今さらブログを始めたかと言いますと。

ひとつは以前やっていた「久野の苦悩」というブログを久しぶりに書くかーと開いたら、いつの間にかサイトごと無くなっていたから。

聞いてねーよ。

もうひとつは、いつの間にかtwitterを見るのが億劫になっていたからです。

 

twitterってふざける時と情報を素早く発信したい時は凄く良いんだけど、それ以外の時は息苦しく感じる事の方が多くなりました。

届いて欲しいところに届かなかったり、逆に届かなくていいところまで届いちゃったり。

情報って本当に欲しい時は自分で探しに行くし、そっちの方が心に残ったりします。

その点今このブログを眺めているあなたは、バンドの中で最も人気が無いパートでおなじみのドラマーが書いている文章をわざわざアクセスしてまで読みに来る物好きなわけじゃないですか。

 

そういうことですよ。

 

だからここを更新してもtwitterでいちいち「ブログ更新しました!」みたいな事はしません。

素早く発信したい事はここには書きません。

マイペースに、書きたい事があったらダラダラ書きます。

ダラダラ書いて、それで何がしたいのかも自分でまだわかっていません。

でもこういう場所の方が本音が出ると思うのよ、私。