久野の苦悩

苦悩といえば久野

about eve 2

「境界線」

これは進撃の巨人エンディングテーマのお話を頂いた最初に作り始めた曲です。

カッコいいけど、シングルカットするには地味だな…ということでボツに。

結局「great escape」が採用されたわけですが、同時に候補として作っていた曲が「dawnrider」「fiery」で、それぞれ登場キャラクターの名前が仮タイトルとしてついていました。

誰がどの曲かはご想像にお任せします。

ツアーで一度も演奏しなかった事に何か頑なな意味があったわけではありませんが、強いて言うならこの曲だけ作った時期が違い過ぎてセットリストや自分たちのテンションにうまくハマらず。といったところです。

無理矢理に演奏される事は時に曲の良さを消してしまうかもしれませんからね。

とはいえアルバムにはうまくハマったので気に入っていますし、いつか突然ライブで披露するのではないでしょうか。

 

deadman

シングルに収録されたバージョンとはミックスがし直されていると共に、オープニングのハイハットカウントがカットされています。

境界線からdeadmanへ雪崩れ込むような曲順にしたくて、特に曲間の秒数には拘りました。

シングルバージョンを想定して聴いているとビクっとしませんか?

 

「AIMAI VISION」

以前ツイッターに「eveは強くてニューゲームのようなアルバムだと思っていて、だからこそAIMAI VISIONを収録したくなった」というような事を書きました。

10年前、ただ大学生の同級生がやっているバンドという事でcinema staffを客として観に行った時に僕が感じたこのバンドの良さを何周も強くしたものを「eve」というアルバムは持っていると思ったからです。

12曲入り予定のアルバムが13曲入りになりました。

 

「YOUR SONG」

ピアノを中心としたアレンジは自分たちにとってかなり冒険でしたが、意外にも自然な気持ちでした。

それは「blueprint」で三島君がピアノで曲を作ってみたり、そもそもピアノの曲があったり、歳を取ったり、色々な理由があると思います。

歌、ギター二本、ベース、ドラム、だけじゃなくても作品が素晴らしくなる事が一番だと思っています。

対してツアーではバンドだけのアレンジで演奏しました。

バンドから出た音だけでライブを創る事に自分たちは拘りを感じているのだなと思ったし、すごく気持ちがこもりました。

どっちも正解!

 

「overground」

 僕らなりの青春パンク。

は冗談ですが、こういう曲はたくさんできるものではないです。

派手に始まったこのアルバムが、バンド4人だけの音に解決していく事がすべて。

 

 

真面目な記事を書いてしまったので次は今世紀で一番ふざけたいと思います。

さようなら。